【Official】　わいんや目福口福

首をカクンと９０度に曲げてうつむいたままの母、
聞いたこともないような話を話し始める母や
見えないものを見える母に出逢いました。

そのときに私が思ったことは、
「人間ってすごいな。」です。

温和でいつも私たち子供や周りの人、
困っている人を気遣う母が消え失せ、
新たな母が出現し続けている。

２月から３月にかけての私は内心、パニックに陥り、
気持ちも落ち込みがちでした。
お先真っ暗に思えて、夜は眠れず、
思い悩む日々でしたが、お馴染み様から、
「自分の場合はこうだったよ。」
「こんな時はこういう返しをしたよ。」など、
経験談をうかがうことができ、

ヒントをいくつもいくつもいただくことができました。

お客様との会話の中で「　！　」ときたヒントを頼りに
私は母のいる世界を知るために
本を買いました。

すると、母の思っていること、
なぜそのような行動をするのかというのが
理解できるようになり、どのように対応するのか

どのような言葉を使って接するのかを知り
心や気持ちがかなり軽くなりました。

知るということは、
恐怖や不安から解き放ってくれるんだということを
私はあらためて知りました。

知ろうと思う気持ちが芽生え、
実際に知ることへの行動を起こせてよかった。　


私は今回も・・・・・
またお客様に助けられました。

わいんや目福口福では、
楽しい気持ちでワインを眺めてもらいたいので
お迎えする側のプライベートな話は
極力、しないほうが良いとわかってはいるのですが、
お客様の「大丈夫？」という声に思わず甘え、
私の話を聞いて頂き、さらにはアドバイスや
ヒントもいただいて、気持ちを明るい方向へ
グッと持っていくことができました。


人はいつでも誰かに支えられているのです・・・・・。



いまは家→わいんや目福口福→面会→帰宅の
ローテーションで、一日があっという間に
過ぎていきます。

そんな中で、帰りにちょっと寄り道して
緑の人魚のコーヒーショップに立ち寄り、
チャイテイー・ラテのホットのベンティをオーダーするという
自分へのプチご褒美の甘美を覚えたり、
気分転換に「よし挑戦だ！」と、知らない道を通ってみたら
いつものルートの混雑ポイントが避けられることを知ったりして。


入院グッズを揃えるために
普段は入らないような店に入ってみると
なバッグを見つけてしまって
衝動買いしたり。

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老いという変化を見せてくれている母をみていると
人間っていうのは深く、謎だらけなんだなって思っています。

いまの母と私の楽しい遊びは
しりとりです。