「オーイ帰ってこーい」っていいな。
いま、あいかわらず
ボリュームをしぼったテレビに耳を預けながら
手と目はパソコンに向かって
ながら作業をしていたら。
盟友の死を悼む気持ちを
この句に乗せて話す人がいました。
さだ まさしさんです。
『 死なれたを留守と思ふや花盛り 』
(詠み人)
炭太祇(たんたいぎ)
さださんの解釈は・・・
死んでしまって「もう、会えないなぁ」と思うと
悲しくてやりきれないけれど、
「あいつはどこか旅へ行っていて留守にしている」とでも思えば
寂しくないなぁ、なんて。
でも春がきて、「おまえん家(ち)の庭の桜が満開で
花見の盛りをすぎるぞー、オーイ帰ってこーい」と言ったりしてネ。
てなことを話してました。
大切な存在を無(亡)くして
死を悼むという気持ちに向き合うってことは
いま、私たちは生きているってこと。
誰もがいつかは旅立つけれど
生き抜かないとね、自分の造る道をね。
と、いうことで
今夜の私の提案書は
ますますドラマチックな内容になりそうだ。
memento mori
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